ボトックス注射で多汗症治療
ボトックス注射による多汗症治療のメリット、デメリット、料金について
■ボトックス注射とわきが・多汗症
ボトックスとは本来は多汗症やワキガの治療を目的とした手法ではなく、美容整形の分野で用いられていました。その正体はボツリヌス菌の毒素を製剤化したものです。
ボツリヌス菌と言えばニュースなどで知っているかもしれませんが大変危険な毒素を持っています。製剤化して利用する為この毒素が体内にまわってどうこうなることは通常の使用ではまずありません。
この毒素は筋肉を弛緩させる効果があり美容の分野ではシワを目立たなくする為に筋肉注射で使用します。こうすることによって顔などの筋肉が和らいでシワが出来にくい表情になります。
わきが・多汗症へのボトックス注射
上記で書いたとおりボトックスに筋弛緩効果がある事は分かったと思いますが、わきが・多汗症になぜ効果があるのでしょうか?
まず多汗症の場合交感神経が過敏・活発なことによって緊張状態となり温度に関わらず「緊張による汗」が常に大量に出る症状です。
脇下にボトックス注射することによって脇下の神経が弛緩=麻痺のような状態になり筋肉と神経がリラックスモードのような感じになります。これによって多汗症が改善されるというわけです。
わきが・多汗症のボトックス治療メリット
なんと言っても切開無し、短時間で終了するので社会人でも試しに行えるということです。術後の事まで考えるとどうしても切開する時間やタイミングが無いという人には助かります。翌日から普通に仕事が出来ますし、ある程度体を使う場合でも何とかなるようです。更に料金的には切開に比べて3~5割程度の料金(1回3~10万円)で済んでしまうものが多いようでお得になっています。
わきが・多汗症のボトックス治療デメリット
治療と書いていますが実は根本的な治療ではなく、期間的な低減に過ぎませんので完治はしないという点がデメリットです。すなわち定期的な注射が必要になってしまうのです。また切開手術に比べると多汗症には効果があってもワキガに対する効果はまちまちだったりするようです。さらに痙攣やアナキラフィシーショックが起きる副作用の例もあるようです。
ボトックス注射の保険適応
残念ながらボトックス注射をわきが・多汗症に利用することは国から医療行為として認められていないようで保険の適応は出来ません。全額実費負担する以外なさそうです。しかしながら最近は行っているクリニックが多く、価格競争のおかげでボトックス注射の値段が安価になっていますので負担はそこそこで済みそうです。